職員の成長を支援する海外研修「Self Innovation Trip」第一号の誕生

すべてのお客さまへ 2023年12月01日（金）

2023年11月、当金庫職員の成長を支援する施策「Self Innovation Trip」（セルフイノベーション・トリップ）の第１号として、当金庫経営企画部の職員をフランス（ニース）に派遣し、現地のイベントへの参加、企業視察等を行いました。

　「Self Innovation Trip」とは、視野や見識を広げるほか、自律性を養うため、自ら海外視察のテーマや行き先を設定し、行程のプランニングや現地アテンド、交通手配等も職員自身が行うという企画です。

　フランス・ニースの国立東洋美術館で開催された日本の盆栽をプロモーションするイベントでは、職員が茶道のデモンストレーションを行い、現地の方々へ呈茶の場を設けました。美術館を訪れていた多くの外国人にとって、日本文化の素晴らしさを体験いただく機会となり、フランス人の方々からは「素晴らしい体験だった」、「静寂の中の美学を感じた」等の感想もいただきました。
　玉島から遠く離れた海外の地において、そして、初めお会いしたお客さまに対し、当金庫が目指すビジョン「期待を超える感動」に沿った価値を提供することができたかもしれません。

　また、フランスの協同組織金融機関の視察では、現地職員へのインタビューや店舗内見学を通じて、日本の金融機関との違いを体感しました。フランスの金融機関の店舗には日本の銀行や信用金庫にある「窓口」がなく、相談ブースのみの店舗設計となっていました。相談ブースは17時まで営業しており、お客さまが来店希望時間を事前にWEB予約するという仕組みです。
　こうした店舗設計や事前予約等の仕組みは、日本の金融機関にとって、遠くない将来の姿であり、我々は信用金庫としてお客さまが抱える社会的課題をお手伝いするために何をしなければならないのか、店舗はどうあるべきか等について、改めて考えるきっかけとなりました。

　このように玉島信用金庫では、成長したい職員に対して、様々な研修制度を整えており、地域のお客様に最も選ばれる金融機関であるために様々な角度から職員の成長を支援しております。なお、「Self Innovation Trip」やその他の成長支援の施策を通じて、それぞれの職員が感じたこと・体験したことを組織に還元し、組織能力の一層の変容を図って参ります。