ごあいさつ


米沢信用金庫のホームページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。皆様には平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年度の世界経済は、地政学リスク、中国経済の混乱、欧米のインフレ問題など先行きが不安な状況で推移いたしました。我が国におきましては、自然災害や政治的な変動が頻発し、金融分野でもマイナス金利の解除と政策金利の引上げがあり、長い間低位に据え置かれた金利が動くなど激動の年でありました。
このような状況下、預金については、財産形成商品の積極的な推進により個人預金は堅調に推移したものの、法人預金が減少した結果、対前期910百万円減少の163,045百万円となりました。貸出金については、コロナ収束後の取引先企業の経営支援、事業価値向上支援に注力したことにより、期中平残では対前年同期比1,276百万円の増加となったものの、末残においては対前期4,208百万円減少の67,147百万円となりました。損益については、安定的な資金運用収益確保や経費削減により経常利益639百万円、当期純利益は388百万円を計上し、堅調に推移しています。
また、地域活性化や社会貢献活動の取組みとして、地方公共団体や商工団体への寄付、米沢、南陽、長井市に桜の木を累計120本寄贈、チャリティリサイタル、子ども塾、少年サッカ-大会の開催、街を明るくするイルミネ-ションの点灯などを行いました。
今年度は相互関税の影響や物価上昇などの懸念材料はあるものの、好調なインバウンド需要を背景に為替相場や金融政策の正常化とともに地域経済も力強い回復が期待されます。引き続きお客様の経営支援や財産形成のお手伝いに努めますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。