
かながわ信用金庫には、目指すべき二つの目標があります。
一つは「強くてやさしい信用金庫」。もう一つは「よろず相談承り信用金庫」。
この目標の達成に向け、かなしんではどのような強みを、
どのように活かしていこうと考えているのでしょうか。
平松理事長がお答えします。

理事長
平松 廣司 Hiroshi Hiramatsu
Profile
横須賀市出身。1972年にかながわ信用金庫の前身である三浦信用金庫に入庫。2008年理事長に就任。神奈川県信用金庫協会会長、横須賀商工会議所会頭なども務める。健康の秘訣は納豆を毎日食べること。
地域経済活性化のリーダーシップを担えるように

かながわ信用金庫はおかげさまで69期連続黒字を達成しています。この経営力と財力は、私たちの大きな強み。地域からは堅実で安定した信用金庫だという評価をいただき、それによって、地域経済におけるリーダーシップを担えるほどの信頼獲得にもつながっています。
例えば今、私たちは京浜急行電鉄などの会社や大学とタッグを組み、三浦半島地域の経済活性化を実現させるプロジェクトなどを進めています。金融機関という枠組みを超え、地域のさまざまな力を束ねていく。これは、地域に根差しながらも確かな強さを持つ信用金庫だからこそできることでしょう。さらに、こうしたビジョンを職員がしっかり理解し、地域とお客さまに向き合うことができているという人財力も、私たちの強さの重要な要素です。
“3大業務+相談業務”これからのかなしんの在り方とは
一般的に信用金庫の業務は預金、融資、為替の3大業務と言われていますが、かながわ信用金庫では4つ目の重要な業務として「相談」に力を入れています。相続や贈与などの悩みがあっても、弁護士のもとへ相談に行くのはハードルが高い。そんな時、もっと気軽に頼っていただける存在になれるのは、銀行よりも地域密着型の信用金庫です。そこで2018年には「かなしんよろず相談承り処」をオープンし、土日でも相談に訪れていただける場所づくりを開始しました。これは全国の信用金庫のなかでも、珍しい取り組みではないでしょうか。人口減少などの問題を抱えているエリアもありますが、そうした中で一人でも多くのお客さまを支え、寄り添っていくために、この取り組みは今後も拡大していく予定です。しっかりと時間をかけながら、持続可能な関係づくりと経営を続けていきたいと考えています。