生まれ育った街、高崎に少しでも貢献できる仕事をと考えるなか、地元愛を発揮して一番輝けるステージである<たかしん>を選択した。学生時代からサッカーサークルに所属し、今でも休日は、先輩や同僚とフットサルやサッカーを楽しんでいる。
大学のゼミでは、県内の中小企業と就職活動をする学生とのマッチングを図るNPO法人の活動に参加。その経験から地域社会に貢献できる仕事がしたいと<たかしん>に入庫した。もともとアクティブな性格で、休みの日は遠出をして気分転換を図っている。
2人は同じ大学だと伺いました。学生のときから互いに知っていたのですか?
私が経済学部で、坂井くんが地域政策学部だったこともあり、残念ながら学生時代に面識はありませんでした。
そうですね。キャンパスですれ違ったことがあったかもしれませんが、そのときは互いにだれかわからなかったですね。初めて顔を合わせたのは、内定者の懇親会のときです。同じ大学だとわかって、すぐに連絡先を交換しました。
それですぐに連絡をとりあって、自分たちで同期の懇親会を開こうということになって、2人で幹事を務めました。
入庫後、最初の集合研修である新入職員研修についてどう感じましたか?
意外に期間が短く、座学が多いという印象でした。でも、支店に配属になると、それぞれ担当する業務も異なるため、業務に関する細かい研修はあえて行わないのだと後でわかりました。
私が印象に残っているのは、お客さまの印象は最初が重要であること、そしてそのために、元気よく大きな声であいさつすることがとても大切であることを学んだことです。店舗に配属になって、これが一番役立ったかもしれません。
一緒に新入職員研修を受けて、互いの印象はどうでしたか?
新入職員研修のときも、2人で懇親会を企画・実行していた仲なのですが、その懇親会では毎回、乾杯の音頭を取るなど率先して盛り上げ役を務めてくれました。普段は、とても真面目でシャイに見えるのですが、「やる時はやる!」と思いました。
そんなふうに思ってくれていて、頑張った甲斐がありましたね。(笑い)
坂井くんに対しては、聞き上手だった印象があります。会話をするとき、きちんと相手の目を見てくれるのです。営業係になったら、きっとお客さまの相談に親身になって対応する営業パーソンになるのだろうと感じました。
同期の懇親会は、各店舗に配属になった後も行ったのですか?
やはり坂井くんと私が幹事になって、頻繁に行いました。店舗に配属になり、それぞれが実際に業務も担当するようになっていたので、よく互いの仕事について話し合いましたね。
私が預金係で、大倉くんが融資係だったので、互いに知らない業務を知る、とてもいい機会になりました。
店舗に配属になってからのOJTについては、どう思いましたか?
私は融資業務を担当したのですが、上司の方針で最初から融資窓口でお客さまの対応もすることになったのです。もちろん初めは、知識もありませんから、お客さまに聞かれたことに答えられず、頭が真っ白になることもしばしばありました。正直、厳しいと思いましたね。でも、わからないからこそ自分から積極的に知ろうとするようになり、受け身でいるより、ずっと実になったと思います。
私は預金の後方事務でした。普通預金などの入出金を始め、新規のお客様の通帳作成、定期預金の作成や書き換えが主な業務です。私の場合は、すぐに窓口に出るということはなく、同じ業務を担当している先輩職員の方に、文字通りイチから業務を教えていただきました。1日の最後に業務の再確認を行ったとき、1円でも合わないと帰れない金融機関の厳しさを初めて知りました。(笑い)
近況を教えてください。
新入職員の基本的な研修期間が1年なので、2年目から営業係になるケースが多いようですが、私の場合は店舗の事情もあって、現在も融資係をしています。おかげでひと通りの融資業務を1人で担当できるようになり、融資を実行した際、お客さまから「ありがとう」と言っていただけることも多くなりました。
今後は、同期と同じように営業係に配置替えになると思いますが、融資業務については自信を持って取り組めるようになったので、大きな武器にしたいと思っています。
私は基本的なキャリアステップどおり入庫2年目の4月から営業係になりました。預金係の後方事務では、お客さまと直接ふれあう機会はほとんどなかったのですが、現在は業務時間のほとんど、お客さまとお会いしています。面談を通してお客さまのニーズをくみとり、それにあった金融商品を提案することで喜んでいただけたときには、心からやりがいを感じることができます。
最後に今後の目標を教えてください。
地域社会に貢献したいと思って入庫したので、営業に出て、できるだけ多くのお客さまと出会い、お役に立ちたいですね。そのためにも、今できることに全力で取り組みたいと思っています。
営業係になって半年、まだ名前を覚えていただいていないお客さまがいらっしゃるので、まずは担当している全てのお客さまに名前を覚えていただくこと。その上で、何か困ったことや相談ごとがあったとき、真っ先にご連絡(ファーストコール)をいただける信頼関係を築いていきたいと思っています。