金融機関コード:1561

ごあいさつ


会長   近藤 実

理事長   石川 清成
平素は、西尾信用金庫に格別のお引立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
今年も、皆さま方に当金庫の経営方針や現状をお伝えするための「DISCLOSURE2024」を作成いたしましたので、ご高覧いただき、当金庫をより一層身近な金融機関としてご理解いただければ幸いに存じます。

さて、令和5年度の我が国経済は、新型コロナの感染症法上の5類移行などを契機に社会・経済活動が正常化し、国内景気は緩やかな回復を続けましたが、世界的インフレや円安、人手不足による賃金上昇により国内でも物価が上昇し、これまでのデフレからインフレに基調が変化してきました。日経平均株価の34年ぶりの史上最高値更新など我が国経済の変化への期待が高まる一方、勤労者の実質賃金低下や中小零細企業では価格転嫁の遅れなど厳しい経営環境が続いています。こうした状況下、日本銀行はこの3月にマイナス金利解除やイールドカーブ・コントロール撤廃に踏み切り、「金利のある世界」が実現しつつあります。これを受け、当金庫でもこの4月より預金金利を引き上げました。

このような中、当金庫では、資金繰り支援から一歩進んで、販路拡大や人材紹介、事業承継・M&A支援など、お客さまの課題をきめ細かく捉えた伴走型支援を強化してまいりました。また、愛知県への寄付を目的とした「子どもが輝く未来応援定期預金」の発売、金融経済教室や各種セミナーの開催など地域を応援する取り組みも進めました。

これらの結果、令和5年度の業績は、預貸金とも順調に業容を拡大し、前年度実績を上回る収益水準を確保することができました。この過程では、好調な株式相場を受けて利益確定を行う一方、売却損を伴う有価証券ポートフォリオ改善、将来に備えた貸倒引当金計上も行いました。自己資本比率は17.19%となり、引き続き国内基準の4%を大きく上回り、全国的に見ても高い水準を維持できております。これもひとえに皆さま方の温かいご支援、ご愛顧の賜物と深く感謝申し上げます。

令和5年度は当金庫創立110周年にあたり、11月には地域の皆さまへの感謝の気持ちを込め「にしお わくわくカーニバル」を2日間にわたって開催させていただいたところ、3万8千人のご来場者をお迎えし、役職員との交流を果たすことができました。令和6年度も110周年の節目を越えて新たな10年に向け、社会経済や金融環境が大きく変わる中、地域金融機関としてお客さまに対する伴走型支援や資産形成支援を一層強化いたします。そして、お客さまとの絆をさらに強め、地域の持続的発展に向け邁進してまいります。

今後とも、変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

 
令和 6 年 7 月

会 長 近 藤    実

理事長 石 川 清 成

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