金融機関コード:1561

ごあいさつ

平素は、西尾信用金庫に格別のお引立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
今年も、皆さま方に当金庫の経営方針や現状をお伝えするための「DISCLOSURE2023 」を作成いたしましたので、ご高覧いただき、当金庫をより一層身近な金融機関としてご理解いただければ幸いに存じます。

さて、令和4 年度の我が国経済は、 3 年間にわたるコロナ禍を経て、ワクチン接種普及や行動制限緩和を受けて、年度後半にはようやく社会・経済活動が正常化に向かいました。一方で、コロナ禍で労働力不足や原材料不足による価格上昇が顕在化していたところにロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格高騰が拍車をかけ、世界的にインフレに直面することになりました。米欧諸国では中央銀行の利上げに伴い今後の景気減速が予測されており、我が国への影響も懸念されています。加えて、コロナ禍を機に「デジタル化」や「脱炭素化」の流れが世界的に加速し、長期的な社会構造の変化が進んでいます。

このような中、当金庫では、生産年齢人口の減少や後継者不足といった地域が抱える構造的課題に対応すべく、お取引先との伴走型支援体制を構築し、販路拡大や人材紹介、事業承継・ M&A 支援等に精力的に取り組む一方、コロナワクチンの職域接種などのコロナ支援や子供が輝く未来応援定期預金の発売などの地域目線での支援を進めてまいりました。

また、気候変動が世界的な課題となり、我が国でも関心が高まる中、「にししん環境方針」を制定し、カーボンニュートラル実現への取組みを本格化しました。お取引先向けにセミナー開催や CO2 排出量測定支援を行うとともに、当金庫自身でも CO2 排出量削減に取り組んでいます。

これらの結果、令和4 年度の業績は、預貸金とも順調に業容を拡大し、前年度実績を上回る収益水準を確保することができました。自己資本比率は17.32 %となり、引き続き国内基準の 4 %を大きく上回るほか、不良債権比率(金融再生法開示債権)も 3.03 %となり、健全性についても全国的に見てきわめて良好な水準を維持できております。これもひとえに皆さま方の温かいご支援、ご愛顧の賜物と深く感謝申し上げます。

令和5 年度は 4 月 1 日付で理事長 近藤 実が会長に就任するとともに、副理事長 石川 清成が理事長に就任し、新たな体制が発足しました。当金庫創立110 周年にあたることを踏まえ、コロナ後の新しい社会・経済環境や価値観への対応のほか、「デジタル化」や「脱炭素化」の潮流も的確に捉えつつ、地域やお客さまとのつながりをさらに深め、その課題の解決に全力で取り組んでまいります。

今後とも、変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

 
令和5 年 7 月

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