にししん中小企業景気動向調査レポート[令和5年6月度調査]
令和5年4月~6月実績と令和5年7月~9月予想
※調査期間 令和5年6月1日~7日
※調査期間 令和5年6月1日~7日
回答企業数
製造業 | サービス業 | 卸売業 | 建設業 | 小売業 | 不動産業 | 合計 |
599 | 653 | 122 | 467 | 209 | 86 | 2,136 |
<全体の景況>
当期業況判断D.I.
製造業 | サービス業 | 卸売業 | 建設業 | 小売業 | 不動産業 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
R5/3 | -7.9 | -5.7 | 6.1 | 3.5 | -14.8 | 8.2 | -3.2 |
R5/6 | -6.3 | 2.2 | -0.8 | 3.9 | -1.9 | 5.8 | -0.1 |
R5/9 | -5.4 | 5.4 | -2.5 | 2.2 | 0.5 | 3.5 | 0.7 |
当期売上額判断D.I.
製造業 | サービス業 | 卸売業 | 建設業 | 小売業 | 不動産業 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
R5/3 | 6.6 | 6.1 | 7.6 | 6.4 | -1.1 | 6.6 | 6.5 |
R5/6 | 6.5 | 11.4 | 11.5 | 3.6 | 11.5 | 8.1 | 7.8 |
R5/9 | 5.2 | 10.8 | 8.2 | 6.2 | 7.3 | 7.0 | 7.6 |
当期収益判断D.I.
製造業 | サービス業 | 卸売業 | 建設業 | 小売業 | 不動産業 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
R5/3 | -1.6 | 3.6 | 4.5 | 2.3 | -12.5 | 6.6 | 1.6 |
R5/6 | 0.0 | 6.5 | 0.0 | 0.4 | 4.3 | 4.7 | 2.5 |
R5/9 | 0.3 | 7.2 | 0.0 | 1.3 | 4.4 | 3.5 | 3.0 |
【4月~6月実績】
・当期業況判断D.I.は▲0.1(前期比+3.1)、当期売上額判断D.I.は7.8(同+1.3)、当期収益判断D.I.は2.5(同+0.9)といずれも改善した。
【7月~9月予想】
・業況判断D.I.は0.7(当期比+0.8)、売上額判断D.I.は7.6(同-0.2)、収益判断D.I.は3.0(同+0.5)となった。

*D.I.は「増加」(上昇)したとする企業が全体に占める割合から、「減少」(下降)したとする割合を引いて算出。
< 業種別 >
<製造業>

製造業 | 業況判断 D.I. |
売上額 判断D.I. |
収益判断 D.I. |
---|---|---|---|
R5/3 | -7.9 | 6.6 | -1.6 |
R5/6 | -6.3 | 6.5 | 0.0 |
R5/9 | -5.4 | 5.2 | 0.3 |
・当期業況判断D.I.は▲6.3(前期比+1.6)、当期売上額判断D.I.は6.5(同-0.1)、当期収益判断D.I.は0(同+1.6)となった。
・来期予想は、業況判断D.I.は▲5.4(当期比+0.9)、売上額判断D.I.は5.2(同-1.3)、収益判断D.I.は0.3(同+0.3)となった。
・経営上の問題点として”売上の停滞・減少”を挙げる企業が最も多く47.1%、次いで”原材料高”を挙げる企業が26.0%、そして”利幅の縮小”を挙げる企業が21.2%であった。
・当面の重点経営施策として“ 販路を広げる”を挙げる企業が最も多く58.3%、次いで“経費を節減する”を挙げる企業が57.9%、そして“人材を確保する”を挙げる企業が13.5%であった。
・来期予想は、業況判断D.I.は▲5.4(当期比+0.9)、売上額判断D.I.は5.2(同-1.3)、収益判断D.I.は0.3(同+0.3)となった。
・経営上の問題点として”売上の停滞・減少”を挙げる企業が最も多く47.1%、次いで”原材料高”を挙げる企業が26.0%、そして”利幅の縮小”を挙げる企業が21.2%であった。
・当面の重点経営施策として“ 販路を広げる”を挙げる企業が最も多く58.3%、次いで“経費を節減する”を挙げる企業が57.9%、そして“人材を確保する”を挙げる企業が13.5%であった。
<サービス業>

サービス業 | 業況判断 D.I. |
売上額 判断D.I. |
収益判断 D.I. |
---|---|---|---|
R5/3 | -5.7 | 6.1 | 3.6 |
R5/6 | 2.2 | 11.4 | 6.5 |
R5/9 | 5.4 | 10.8 | 7.2 |
・当期業況判断D.I.は2.2(前期比+7.9)、当期売上額判断D.I.は11.4(同+5.3)、当期収益判断D.I.は6.5(同+2.9)といずれも改善した。
・来期予想は、業況判断D.I.は5.4(当期比+3.2)、売上額判断D.I.は10.8(同-0.6)、収益判断D.I.は7.2(同+0.7)となった。
・経営上の問題点として”売上の停滞・減少”を挙げる企業が最も多く30.3%、次いで”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が24.5%、そして”人手不足”を挙げる企業が23.1%であった。
・当面の重点経営施策としては“経費を節減する”を挙げる企業が最も多く44.4%、次いで”販路を広げる”を挙げる企業が40.3%、そして“宣伝・広告を強化する”を挙げる企業が19.9%であった。
・来期予想は、業況判断D.I.は5.4(当期比+3.2)、売上額判断D.I.は10.8(同-0.6)、収益判断D.I.は7.2(同+0.7)となった。
・経営上の問題点として”売上の停滞・減少”を挙げる企業が最も多く30.3%、次いで”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が24.5%、そして”人手不足”を挙げる企業が23.1%であった。
・当面の重点経営施策としては“経費を節減する”を挙げる企業が最も多く44.4%、次いで”販路を広げる”を挙げる企業が40.3%、そして“宣伝・広告を強化する”を挙げる企業が19.9%であった。
<卸売業>

卸売業 | 業況判断 D.I. |
売上額 判断D.I. |
収益判断 D.I. |
---|---|---|---|
R5/3 | 6.1 | 7.6 | 4.5 |
R5/6 | -0.8 | 11.5 | 0.0 |
R5/9 | -2.5 | 8.2 | 0.0 |
・当期業況判断D.I.は▲0.8(前期比-6.9)、当期売上額判断D.I.は11.5(同+3.9)、当期収益判断D.I.は0(同-4.5)となった。
・来期予想は、業況判断D.I.は▲2.5(当期比1.7)、売上額判断D.I.は8.2(同-3.3)、収益判断D.I.は0(同±0)となった。
・経営上の問題点として”売上の停滞・減少”を挙げる企業が最も多く36.9%、次いで”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が28.7%、そして”人手不足”を挙げる企業が18.0%であった。
・当面の重点経営施策としては“販路を拡げる”を挙げる企業が最も多く59.0%、次いで“経費を節減する”を挙げる企業が45.1%、そして“人材を確保する”を挙げる企業が12.3%であった。
・来期予想は、業況判断D.I.は▲2.5(当期比1.7)、売上額判断D.I.は8.2(同-3.3)、収益判断D.I.は0(同±0)となった。
・経営上の問題点として”売上の停滞・減少”を挙げる企業が最も多く36.9%、次いで”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が28.7%、そして”人手不足”を挙げる企業が18.0%であった。
・当面の重点経営施策としては“販路を拡げる”を挙げる企業が最も多く59.0%、次いで“経費を節減する”を挙げる企業が45.1%、そして“人材を確保する”を挙げる企業が12.3%であった。
<建設業>

建設業 | 業況判断 D.I. |
売上額 判断D.I. |
収益判断 D.I. |
---|---|---|---|
R5/3 | 3.5 | 6.4 | 2.3 |
R5/6 | 3.9 | 3.6 | 0.4 |
R5/9 | 2.2 | 6.2 | 1.3 |
・当期業況判断D.I.は3.9(前期比+0.4)、当期売上額判断D.I.は3.6(同-2.8)、当期収益判断D.I.は0.4(同-1.9)となった。
・来期予想は、業況判断D.I.は2.2(当期比1.7)、売上額判断D.I.は6.2(同+2.6)、収益判断D.I.は1.3(同+0.9)となった。
・経営上の問題点として”材料価格の上昇”を挙げる企業が最も多く32.3%、次いで”売上の停滞・減少”を挙げる企業が30.8%、そして”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が28.3%であった。
・当面の重点経営施策として”販路を広げる”を挙げる企業が最も多く53.1%、次いで“経費を節減する”を挙げる企業が52.5%、そして“人材を確保する”を挙げる企業が20.3%であった。
・来期予想は、業況判断D.I.は2.2(当期比1.7)、売上額判断D.I.は6.2(同+2.6)、収益判断D.I.は1.3(同+0.9)となった。
・経営上の問題点として”材料価格の上昇”を挙げる企業が最も多く32.3%、次いで”売上の停滞・減少”を挙げる企業が30.8%、そして”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が28.3%であった。
・当面の重点経営施策として”販路を広げる”を挙げる企業が最も多く53.1%、次いで“経費を節減する”を挙げる企業が52.5%、そして“人材を確保する”を挙げる企業が20.3%であった。
<小売業>

小売業 | 業況判断 D.I. |
売上額 判断D.I. |
収益判断 D.I. |
---|---|---|---|
R5/3 | -14.8 | -1.1 | -12.5 |
R5/6 | -1.9 | 11.5 | 4.3 |
R5/9 | 0.5 | 7.3 | 4.4 |
・当期業況判断D.I.は▲1.9(前期比+12.9)、当期売上額判断D.I.は11.5(同+12.6)、当期収益判断D.I.は4.3(同+16.8)といずれも改善した。
・来期予想は、業況判断D.I.は0.5(当期比+2.4)、売上額判断D.I.は7.3(同-4.2)、収益判断D.I.は4.4(同+0.1)となった。
・経営上の問題点として”売上の停滞・減少”を挙げる企業が最も多く43.1%、次いで”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が27.3%、そして”利幅の縮小”を挙げる企業が17.7%であった。
・当面の重点経営施策としては“経費を節減する”を挙げる企業が最も多く49.8%、次いで“品揃えを改善する”を挙げる企業が30.1%、そして“宣伝・広告を強化する”を挙げる企業が29.2%であった。
・来期予想は、業況判断D.I.は0.5(当期比+2.4)、売上額判断D.I.は7.3(同-4.2)、収益判断D.I.は4.4(同+0.1)となった。
・経営上の問題点として”売上の停滞・減少”を挙げる企業が最も多く43.1%、次いで”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が27.3%、そして”利幅の縮小”を挙げる企業が17.7%であった。
・当面の重点経営施策としては“経費を節減する”を挙げる企業が最も多く49.8%、次いで“品揃えを改善する”を挙げる企業が30.1%、そして“宣伝・広告を強化する”を挙げる企業が29.2%であった。
<不動産業>

不動産業 | 業況判断 D.I. |
売上額 判断D.I. |
収益判断 D.I. |
---|---|---|---|
R5/3 | 8.2 | 6.6 | 6.6 |
R5/6 | 5.8 | 8.1 | 4.7 |
R5/9 | 3.5 | 7.0 | 3.5 |
・当期業況判断D.I.は5.8(前期比-2.4)、当期売上額判断D.Iは8.1(同+1.5)、当期収益判断D.I.は4.7(同-1.9)となった。
・来期予想は、業況判断D.I.は3.5(当期比2.3)、売上額判断D.I.は7.0(同-1.1)、収益判断D.I.は3.5(同-1.2)といずれも悪化する見通しとなった。
・経営上の問題点として”商品物件の不足”を挙げる企業が最も多く19.8%、次いで”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が18.6%、そして”売上の停滞・減少”を挙げる企業が17.4%であった。
・当面の重点経営施策としては“販路を広げる”を挙げる企業が最も多く29.1%、次いで“経費を節減する”を挙げる企業が22.1%、そして“情報力を強化する”を挙げる企業が17.4%であった。
・来期予想は、業況判断D.I.は3.5(当期比2.3)、売上額判断D.I.は7.0(同-1.1)、収益判断D.I.は3.5(同-1.2)といずれも悪化する見通しとなった。
・経営上の問題点として”商品物件の不足”を挙げる企業が最も多く19.8%、次いで”同業者間の競争の激化”を挙げる企業が18.6%、そして”売上の停滞・減少”を挙げる企業が17.4%であった。
・当面の重点経営施策としては“販路を広げる”を挙げる企業が最も多く29.1%、次いで“経費を節減する”を挙げる企業が22.1%、そして“情報力を強化する”を挙げる企業が17.4%であった。