平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、昨年度の我が国の経済は、トランプ関税の影響を受けながらも世界的なAI関連の需要拡大や円安水準による輸出企業の業績改善、高市政権への期待感等から、10月には日経平均株価が初めて5万円を突破するなど底堅く推移しました。また、日本銀行では物価と賃金の緩やかな上昇の維持を確認し、12月に約30年ぶりの水準となる政策金利0.75%に引き上げるなど、強い経済成長と物価安定の両立に向けた動きが進む年となりました。
 当金庫の営業地域である十勝経済においては、資材高騰等の影響から住宅投資の低下がみられるものの、公共事業では道路や農業基盤工事の増加から前年度を上回る水準で推移しました。また、基幹産業である農業生産では、概算での管内JA取扱高が3,846億円と2年連続で過去最高を更新し、猛暑や生産資材の高騰など厳しい環境下にあっても、産業基盤としての底力を示す結果となりました。
 このような経済環境の下、当金庫は中期経営計画「Connect&Create~つなぐ、創る、十勝の可能性~」の初年度として、単年度事業運営計画に17項目の個別施策を掲げ「行動計画」及びその「ねらい」を実現するために、役職員が一丸となって事業運営に当たってまいりました。
 おかげさまで当金庫は、本年5月に創業110周年を迎えることができました。これもひとえに地域の皆さまの温かいご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。
 当金庫は創業以来、地域に根ざした金融機関として歩みを重ねてまいりました。これから先も役職員が一体となって地域と向き合い、地元十勝の持続的成長と発展に全力を尽くしてまいりますので、今後とも変わらぬご支援・ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

2026年7月
理事長 中田 真光