理事長 ご挨拶

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、2020年の世界経済は、中国、欧州諸国、米国といった世界の主要国で感染が拡大した新型コロナウイルスが、実体経済へ悪影響を及ぼしており、世界的に大きな景気後退局面を迎えております。
 日本国内に目を転じると、長期にわたる緩やかな景気回復局面が続いておりましたが、昨年の消費増税後の景気の落込みが事前予測より大きかったことに加え、本年1月後半より深刻化した新型コロナウイルス感染拡大により、緊急事態宣言の発出等に伴う経済活動の制約を受け、我が国の需給バランスは急速に悪化しました。
 一方、当金庫の営業地域である十勝経済は、消費増税の影響はあったものの、基幹産業である農業生産において、昨年の管内JA取扱高が過去最高の3,549億円を記録する等、好調に推移した結果、他の産業にも好影響を及ぼし、雇用も堅調に推移する等、明るい話題が多い一年でした。しかしながら、本年1月後半以降は、十勝においても新型コロナウイルス感染拡大による影響が顕現化し、十勝経済は深刻な打撃に見舞われております。
 このような経済環境の下、当金庫は中期経営計画「第二創世紀 共創とかち~豊かな十勝の未来のために~2ndステージ」の初年度として、14項目にわたる「行動計画」及びその「ねらい」を実現するために、役職員が一丸となって取り組んでまいりました。
 現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、地元十勝においても多くの事業者を中心に非常に厳しい局面を迎えております。こうしたなか、当金庫は地域経済の担い手である事業者の皆さまの資金繰りを徹底的に支え、郷土・十勝を守り抜いていく所存でございます。また、事業者の皆さまの真のニーズや課題を把握し、課題解決に資する本業支援等を組織的・継続的に実施し、安定した金融仲介機能を発揮することで、様々な側面から、地元十勝の経済発展、活性化に全力を尽くしてまいりますので、今後とも変わらぬご支援・ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

2020年7月
理事長 髙橋 常夫