総代会制度

信用金庫は、会員同士の「相互信頼」と「互恵」の精神を基本理念に、会員一人ひとりの意見を最大の価値とする協同組織金融機関です。したがって、会員は出資口数に関係なく、1人1票の議決権を持ち、総会を通じて当金庫の経営に参加することになります。しかし、当金庫では、会員数がたいへん多く、総会の開催は事実上不可能です。そこで、当金庫では、会員の総意を適正に反映し、充実した審議を確保するため、総会に代えて総代会制度を採用しております。

この総代会は、剰余金処分に関する事項、定款変更、理事・監事の選任等の重要事項を決議する最高意思決定機関です。したがって、総代会は、総会と同様に、会員一人ひとりの意見が当金庫の経営に反映されるよう、総代構成のバランス等に配慮し、選任区域ごとに総代候補者を選定する総代選考委員会を設け、会員の中から適正な手続きにより選任された総代により運営されます。

さらに、当金庫では、総代会に限定することなく、地区別総代協議会を開催するなど、日常の事業活動を通じて、総代や会員とのコミュニケーションを大切にし、いただいたご意見・ご要望等を事業運営計画の各施策に反映させ、様々な経営改善に取り組んでおります。

これからも当金庫は、会員の皆さまからのご意見・ご要望を積極的に承ることによって、ますます信頼される金融機関になるよう努めてまいります。

総代とその選任方法

総代の任期・定数

総代の任期は2年です。
総代の定数は100人以上130人以下で、会員数に応じて各選任区域ごとに定められています。
なお、令和5年7月1日現在の総代数は115人です。

総代の選任方法

総代は会員の代表として、会員の総意を当金庫の経営に反映する重要な役割を担っています。

当金庫では、コーポレートガバナンスの強化と、総代としてふさわしい候補者を選考するため「総代候補者選考基準」(注)を制定しています。

総代の選考は、総代候補者選考基準に基づき、次の3つの手続きを経て選任されます。

総代会の決議により、会員の中から総代候補者選考委員を選任する。
選考委員会を開催のうえ、総代候補者選考委員が総代候補者を選考する。
その総代候補者を会員が信任する(異議があれば申し立てる)。

会員等からの総代選出に関する意見集約

総代候補者の選考の充実を図るため、総代選出に係る会員等からの意見・要望等を適切に集約し、理事会等に報告するための体制を整備しております。

(注)総代候補者選考基準

資格要件

当金庫の会員であること
年齢は、その就任時点において満75歳未満とする

適格要件
  • 総代として相応しい見識を有している者<
  • 地域における信望が厚く、総代として相応しい者
  • 金庫の理念・使命をよく理解し、金庫との取引も良好な者
  • その他総代選考委員が適格と認めた者

通常総代会議案および総代氏名